連合奈良、春闘本格化を前に決起集会
2025年03月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
春闘の交渉本格化を前に、連合奈良は7日、奈良市の近鉄奈良駅前で決起集会を開いた。約150人の組合員が「賃上げが当たり前の社会をつくろう」と気勢を上げた。

プラカードを掲げガンバローを三唱する決起集会の参加者=近鉄奈良駅前
連合がまとめた昨年の春闘の結果によると、平均賃上げ率は33年ぶりの高水準となる5・1%だったが、中小企業の組合員は4・45%にとどまり、大手との賃金格差が拡大した。
集会では水野仁会長が昨年の結果を踏まえ、「物価も経済も賃金も安定して上昇する社会の実現は、春闘の中小企業の賃上げにかかっている」と主張した。