シカ過密回避の素案 県有識者会議が了承
2025年03月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良公園周辺に生息する国の天然記念物、奈良のシカの保護管理を検討する県の有識者会議は21日、奈良市内で会合を開き、過密状態が指摘されていた保護施設「鹿苑」のあり方に関する計画の素案を了承した。シカを死ぬまで収容する「終生飼養」から原則一時収容に変更するなどし、過密状態の回避を図る。
鹿苑では、奈良公園と山間部の間の地区で農作物被害を出したシカを「特別柵」と呼ばれるエリアで収容し、過密状態が問題視されていた。
素案では、農業被害を出したシカは一時収容とすると明記。事故や傷病のシカも応急処置を原則とし、早期に解放して野生に復帰させ、過密収容を防ぐため収容頭数の目安も設定するとした。
委員長を務める村上興正・元京都大講師は会合で、優先的な事項から早期の試行を行いたいとした上で、「素案に肉付けを行い、年内の計画完成を目指したい」と話した。


































