万博見据え、未来社会テーマに「奈良会議」 日本のAI可能性など講演

基調講演する伊藤穣一氏=奈良市
大阪・関西万博と連携したシンポジウム「奈良会議2025」(奈良市主催)が、奈良市三条大路の県コンベンションセンターで開かれた。同万博がテーマでも掲げる未来社会についての有識者による基調講演などが行われた。
千葉工業大学の伊藤穰一学長は、新しい世代のインターネット「Web3」や人工知能(AI)について講演した。AIの分野で日本は投資も研究も遅れているとしたが、「海外で発明されたものを日本で仕上げたり、一般化したりすることはよくある」と説明。「アメリカが開発する競争的なAIより、みんなと仲良くできる日本のAIの方が社会のインフラに適しているのではないか」と今後の開発の可能性を指摘した。

家入一真氏も講演した
また、国内最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」創業者の家入一真氏も登壇し、「中学時代にひきこもりとなり、インターネットが唯一の社会とのつながりだったことを原体験に、さまざまなプラットフォームを立ち上げた」と起業家としての活動を振り返った。入居者の多様な価値観や生き方を受け入れ、現代の駆け込み寺を標榜するシェアハウス「リバ邸」の事業も紹介。「居場所を作り誰もが声をあげられる世界を作りたいという、人生をかけて実現したい目的がすべての活動の根っこにある」と説明した。
会議では経済・産業や文化発信などの分科会も開かれ、参加者は活発に意見を交わした。


































