奈良市人事異動７３３人 ＡＩ活用推進課を新設
2025年03月31日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は２８日、４月１日付の人事異動を発表した。異動規模は７３３人で前年の６８３人をやや上回った。業務での人工知能（ＡＩ）活用を進めるため「ＡＩ活用推進課」を新設するほか、保育の質の向上や子育て支援の一層の充実や教職員の負担軽減を図るなどの機構改革を行う。
ＡＩ活用推進課は人手不足を解消し、業務効率化と住民サービスの向上を実現するため総務部内に設置する。子ども未来部では公立、私立のこども園や保育所などの一体的な指導を図る「幼保こども園課」を新設し、従来公立、私立で別々だった係を再編。子ども育成課は子育て支援拠点事業のほか、医療的ケア児への支援を行う。
ふるさと納税室を秘書広報課に移し、シティプロモーションと一体となった運用を図る。外国人観光客や外国人人口の増加に対応し、文化の相互理解や共生できる社会の実現のため、共生社会推進課に「多文化共生推進係」を配置する。
機構改革に伴い、１０部７６課１０室２０８係体制は１０部７５課１２室２０７係になる。女性の管理職（課長補佐級以上）登用率は３８・０％で前年度より２・１㌽上昇する。
🔳部長級以上の異動は次の通り（敬称略）
【部長級】子ども未来部長（子ども未来部次長）保田優香▽健康医療部長（子ども未来部長）小澤美砂▽都市整備部長（建設部参事）下谷孝史▽議会事務局長（議会事務局次長）兒林尚史▽経営部長（事業部次長）井上博道▽消防局長（消防局次長）山崎恒寛
【退職】（３月３１日）経営部長、井内文彦
