居眠りの議員の代わりに表決ボタン押す 懲罰委設置 奈良市議会
2025年04月1日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市議会は31日、本会議で電子表決システムによる採決を行った際、土田敏朗市議が居眠りをし、北良晃市議が代わって表決ボタンを押したのは不適切として、2人に対する懲罰特別委員会を設置して閉会中審査を行うことを決めた。2人は自民党・無所属の会所属。
3月28日の本会議で特別会計予算案などの採決を行った際、北氏が隣席の土田氏のボタンが押されていないことに気付き、代わりに押したという。周囲が気付き、本会議が一時中断する騒ぎになった。
31日の本会議で懲罰動議があり、可決された。報道陣の取材に対し、土田氏は「疲れていた。弁明の余地がない」、北氏は「思慮が足らず軽率だった」と話した。