放課後に「ちょこっと外国語」を 天理大、高校生向けレッスンをスタートへ

プレレッスンで、高校生にハングル文字について説明する金善美教授=天理市
天理大は15日から、天理駅南団体待合所(天理市)に開設している「天理駅前キャンパス」で、高校生を対象にした「ちょこっと外国語レッスン」を本格スタートする。放課後の時間帯に実施し、高校生なら誰でも参加が可能。さまざまな外国語に触れてもらい、異文化への理解を深めてもらう狙いだ。
同大学は県立高取国際高(高取町)や県立五條高(五條市)、県立法隆寺国際高(斑鳩町)などと高大連携協定を締結しており、レッスンはその一環。韓国語と中国語、スペイン語の3カ国語の初級レベルを開講する。
1~3月には本格スタートに先立ち、プレレッスンが行われ、天理高のほか、高取国際高の生徒らが受講した。
2月に行われた「韓国語」のプレレッスンは、同大学国際学部韓国・朝鮮語学科の金善美教授が担当し、ハングル文字の成り立ちを話したほか、発音のポイントなども説明した。受講した生徒からは「正しい発音を生で聞くことができた」などの声が上がったという。
同大学の松葉道夫・入学部長は「天理大といえばスポーツという認識を持つ人が多いが、外国語学校として始まったことを改めて知ってもらうとともに、異文化に触れるきっかけづくりとしてもらいたい」と話している。
今後は他の外国語のレッスンも増やすほか、同大学の学生らが留学経験を語る場や、留学生が現地での暮らしなどを披露する場も設ける予定。受講料は無料。詳細は天理大学ホームページ(https://www.tenri-u.ac.jp)。