いちじくワイン、ラベル一新 大和郡山市産 花柄モチーフ

いちじくワインやいちじくドリンクを手にする泉屋の今西栄策社長(左から2人目)と関西文化芸術高の生徒ら=大和郡山市
大和郡山市産のイチジクを使った「いちじくワイン~無花果(いちじく)の一滴~」について、酒類販売業「泉屋」(奈良市)が流通を担うことになり、同社の監修のもとラベルデザインが一新された。
ワインは、傷がついたりして出荷できない完熟イチジクを廃棄せず活用し、大和郡山のイチジクをPRしようと、市やJAならけん郡山などでつくる協議会が令和2年度に商品化。協議会は6年度に解散したが、今後は県産日本酒などを海外に広く紹介している泉屋が販路を広げる方針だ。
新たなラベルは、フルーティーな味わいとロゼ色の甘口ワインをイメージし、水彩で描いたような花柄がモチーフ。同社の今西栄策社長は「ターゲットは30代の女性。手に取ってもらえるよう、華やかさとおいしさを感じられるラベルにした」と話した。
720㍉㍑1800円(1300本限定)と360㍉㍑1100円(1500本限定)の2種類。県内にあるイオン各店のほか、道の駅「クロスウェイなかまち」(奈良市)などで販売している。
また、JAならけんは、大和郡山市産イチジクを使った新商品「いちじくドリンク」(380円)を、奈良市と橿原市にある農産物直売所「まほろばキッチン」や大和郡山市観光協会で販売している(800本限定)。関西文化芸術高(奈良市)の生徒がラベルデザインを手掛けた。