王寺町代表チームが完全優勝 子ども駅伝大会で初の快挙
2025年04月14日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
3月8日に橿原市内で開かれた「第20回市町村対抗子ども駅伝大会」で、王寺町代表チームが全種目で完全優勝を果たした。平成17年度に大会が始まって以来初の快挙といい、児童らは「とてもうれしい」などと喜んだ。

完全優勝を果たした王寺町代表チームのメンバー=王寺町
同チームは、町立北義務教育学校と町立南義務教育学校から選抜した男女12人の児童で構成。総距離9780㍍を6人でタスキをつなぐ駅伝では34分30秒で駆け抜けて総合優勝するとともに、タイムトライアルレース(1630㍍)の男子の部と女子の部でも頂点に輝いた。
3月27日に町やわらぎ会館で行われた優勝報告会では、平井康之町長が児童たちに「この優勝はみんなのこれからの人生できっと大きな自信につながる。ぜひ生かしてほしい」と話しかけ、菓子が詰まったメダルと町のマスコットキャラクター、雪丸のぬいぐるみを1人ずつに手渡した。
駅伝で1区を担当し、5分18秒の速さで区間賞を獲得した町立北義務教育学校6年(当時)の岡野幹太さんは「大会前に骨折し、リハビリが間に合うか不安だったがコーチが別メニューを作ってくれて頑張れた。みんなで町の優勝を目指していたからとてもうれしい」と笑顔を見せた。