「光明寺かふぇ」地域活性化に 住職・三浦さん、憩いの場オープン

寺院の一角を生かした「光明寺かふぇ」=大淀町
シンガー・ソングライターの三浦明利(あかり)さん(41)が住職を務める大淀町の光明寺(浄土真宗本願寺派)にコミュニティーカフェ「光明寺かふぇ」がオープンした。毎週土曜にレンタルキッチン式で出店する。文化芸術・地域情報を発信するとともに交流や憩いの場となることを目指す。
三浦さんは仏教の心を歌詞に盛り込んだ独自の音楽スタイルで知られる。また、光明寺で映画や音楽などの文化芸術を楽しむ「光明寺子屋」も開き、人気を集めてきた。
光明寺カフェは近鉄吉野線下市口駅が目の前の同寺の一角を活用して開設。映画プロデューサーの河井真也さんの発案で、これまでも同寺で活動してきた福西奈々子さんがプロデュースした。同駅周辺はシャッターを閉じたままの店が多い一方、天川村の洞川温泉などへ向かうバスも出発するためさまざまな人が集うことで地域の活性化につながることを期待している。
出店者に場所を提供。現在のところ週替わりで土曜に4店が出店する予定で、サンドイッチやコーヒーなどを提供する。
三浦さんは「地元の人や観光客に来てもらい、寂しくなった駅前が盛り上がれば」と話している。
営業は午前11時~午後3時。問い合わせは光明寺(0747・52・2321)。