【大阪・関西万博】39市町村、魅力PR 多目的エリアで交替で出展
2025年04月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

赤いツツジが咲き誇る様子を表現した葛城山のジオラマ
近畿2府4県のうち独自パビリオンを展開する大阪府を除き、関西パビリオンで唯一ブースを展開していない奈良県では、パビリオン施設に隣接する多目的エリアにおいて、県内39市町村が地域ごとで順番に地元の特産や観光地などをPRしている。26日まで。
16日には大和高田市や橿原市、桜井市、御所市など13市町村が多目的エリアのテント内でそれぞれの特産品や、観光名所を示すジオラマを並べたりした。
御所市は、橿原市出身のドールハウス作家が制作した80分の1サイズの葛城山のジオラマを展示。山上とをつなぐロープウエーのほか、「一目百万本」と呼ばれる真っ赤なツツジ、その景色を楽しむ人々らが表現されていた。
ジオラマ内の人形制作などには、地域住民や地元小中学校の児童生徒ら計約500人が携わった。
御所市観光振興課の野村栄二係長は「奈良の魅力を万博を機に多くの来場者に知ってもらい、中部や南部地域への来訪のきっかけになることを期待している」と話している。