奈良市、ベビーケアルーム「mamaro」を観光案内所に設置
2025年04月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は、JR奈良駅前の市総合観光案内所に個室型ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」を設置し、運用を始めた。1畳程度のスペースにソファやコンセント、モニターなどが備えられ、乳幼児の授乳やおむつ交換、着替えなどに利用できる。

奈良市が設置したベビーケアルーム「ママロ」=JR奈良駅前の市総合観光案内所
Trim(トリム、横浜市中区)が手がける設置型授乳室で、高さ2㍍、幅1・8㍍、奥行き0・9㍍。鍵付きでソファがあり、おむつ替えや寝かしつけに使える。モニターでママロの使用方法や育児に役立つ情報などを見ることができる。
利用は原則20分以内で、モニターに使用時間のお知らせが表示される。30分が経過すると施設管理者にアラートメールが配信され、授乳中に体調を崩した人などを早期に発見できる仕組みだ。
今月21日から同案内所のトイレ改修工事が予定され、現行の授乳室が利用できなくなるため市が設置を決めた。ママロは簡単に移動できるため、工事終了後に設置場所を変更することも可能としている。