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「卑弥呼の犬」復元 纏向遺跡から骨出土 桜井市教委


出土した骨をもとに復元された犬=桜井市役所

 

桜井市教育委員会と市纒向学研究センターは22日、邪馬台国(やまたいこく)の有力候補地とされる同市の纒向(まきむく)遺跡で出土した古墳時代初め(3世紀前半)の犬の骨をもとに、当時の姿を復元したと発表した。邪馬台国の女王・卑弥呼の宮殿があったとされる場所で見つかったことから「卑弥呼と一緒にいた犬」の可能性も高いとしている。23日から9月28日まで同市立埋蔵文化財センターで公開される。
骨は、平成27年に全体の半分近くが、建物を囲む区画溝で出土。分析の結果、体長58㌢、体高48㌢で1歳半以上のメスと推定。弥生時代の在来種より大型で、大陸から持ち込まれたとみている。
復元にあたり、骨をCTスキャンで測定し、3Dプリンターを使って1点ずつ石膏で複製して組み立てて肉付けしたため、当時の姿に極めて近いという。犬は縄文時代から狩猟や番犬として飼われ、茶と灰色の毛の犬がいたと推定されることから、今回も2種類の色で復元した。

茶色と灰色に復元された纒向遺跡の犬(桜井市教育委員会提供)

纒向遺跡では、犬の骨が出土した区画溝の西側で大型建物跡(3世紀前半~中ごろ)も見つかっており、いずれも卑弥呼の宮殿施設とみられている。卑弥呼は2世紀末ごろから倭国を統治し、248年ごろに死去したとされる。
纒向学研究センターの寺沢薫所長は「犬は、魏志倭人伝に記された卑弥呼の時期と合致し、宮殿で大切に飼われたものが祭祀(さいし)に伴って溝に横たえられたのではないか。宮殿は厳重に警備され、迷い犬が溝で偶然に死んだとは考えにくい」と話す。復元犬の愛称を6月30日まで募集。問い合わせは同センター(0744・45・0590)。

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