ラディッシュの種を子供たちの教材に 大和農園、天理市へ寄贈
2025年04月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
種苗を手掛ける大和農園(天理市)は、子供たちの教材に使ってもらいたいと、市にラディッシュの種を寄贈した。

大和農園から寄贈されたラディッシュの種を手にする並河健市長(中央)=天理市
同社は令和6年5月に、農業や食育に関する包括連携協定を天理市と締結しており、今回初めて種を寄贈。市立小学校2年生の生活科の授業で、児童たちが校内で栽培する。
ラディッシュは赤と白のコントラストが特徴の「あかゆきちゃん」という品種で、種まきから1カ月ほどで収穫できるという。
同社事業推進部の尾曽菜穂子さんは「初心者でも育てやすいラディッシュは見た目もかわいらしい。自分が育てたことで野菜が苦手な子も好きになってくれるはず」と話し、並河健市長に種が入った袋を手渡した。並河氏は「命をいただくという食に対し、自分で育てる喜びや学びを子供たちに感じてもらいたい」と期待を込めた。