ハート型うちわですがすがしく 唐招提寺で「うちわまき」準備 19日に梵網会
2025年05月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

ハート形のうちわを準備する僧侶ら=奈良市の唐招提寺
唐招提寺(奈良市)は15日、「うちわまき」で知られる法要「中興忌梵網会(ちゅうこうきぼんぼんもうえ)」(19日)を前にハート形のうちわ(宝扇)を準備する作業を報道陣に公開した。
中興忌梵網会は鎌倉時代に、唐招提寺を復興した覚盛(かくじょう)上人をしのぶ法要。うちわまきは上人が蚊(か)をたたこうとした弟子を戒めたことから、逝去後に尼僧が蚊をはらううちわを供えたことが始まりと伝わる。
うちわは長さ約40㌢で、和紙に梵字が記され、魔よけになるとされる。この日は、僧侶らが手作業で丁寧にうちわを整えた。
19日は法要が営まれた後の午後3時から、僧侶が境内の鼓楼からうちわ約300本を4回に分けてまく。20~60歳が対象で、参加券は同日午前9時から南大門付近で配布する。
松浦俊昭副執事長は「うちわまきを通じ、『我先に』ではなく、ゆずり合いの精神を学び、すがすがしい気持ちになっていただきたい」と話した。


































