みんなで育てるミニヒマワリ 大和郡山の幼稚園で種まき
2025年05月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
子供たちに命の大切さを実感してもらおうと、大和郡山市人権擁護委員などが27日、大和郡山カトリック幼稚園(同市永慶寺町)にミニヒマワリの種を寄贈した。

種をまく大和郡山カトリック幼稚園の園児ら=大和郡山市
昭和57年度から続く「人権の花」運動の一環で、同市では毎年市内の幼稚園などから1園を選び、子供たちに種から花を育ててもらっている。
この日はさっそく、年長の園児37人が園庭に用意された10個のプランターに種をまき、「ちゃんと咲くかな」「大きくなるかな」と話しながらじょうろで水を注いだ。
吉野晴美園長は「種から植物を育てるのは園児にとって初めてのこと。芽が出るのを楽しみにしてくれるはず」と話した。市人権擁護委員の植松明夫部会長(72)は「みんなで花を育てることで、優しい心や人を思いやる心を持ってもらいたい」と期待した。
ミニヒマワリは50㌢ほどの高さになり8月ごろに見頃を迎える。同園は道行く人にも楽しんでもらえるよう、道路沿いにプランターを並べている。