子供の車内置き去り事故防ごう 香芝市が啓発ポスター
2025年06月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
本格的な夏を前に、子供を車内に置き去りにして重大な事態に至る事故を防ごうと、香芝市は、保護者らに向けた啓発ポスター2種類を作製し、市内の保育所や幼稚園、小学生の学童保育所、市施設、駅など92カ所に配布した。それぞれで掲示するよう求めている。

子供を車内に置き去りにする事故を防ごうと、香芝市が作製したポスター(同市提供)
各地で夏などに同様の事故が起きていることから作製。商業施設の駐車場に止めた車に置き去りにしたり、子供を幼稚園や保育所などに送迎する際に施設に通っていない別の子供を車内に残したりするケースを想定した。
ポスターのうち、1種類はチャイルドシートに座った子供のイラストを掲げて「おいていかないで!」と記し、もう1種類は「いつもおくってくれてありがとう」と大きく書いたうえで「子どもだけを車内に残してしまうことは重大な熱中症事故につながります」と注意を呼びかけている。
市保育幼稚園課の担当者は「夏の日中、車を駐車すると、10分でも車内は危険な温度になる。このポスターを見てもらい、日ごろから車への子供の置き去りがないよう意識してほしい」と話している。