近大付属幼稚園で避難訓練 防災リュック背負い園庭へ
2025年06月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
近畿大付属幼稚園(奈良市あやめ池北)で18日、震度6以上の強い地震を想定した避難訓練が行われ、園児60人が机の下に身を隠すなどして災害に備えた。

避難訓練で園庭に逃げる園児たち=奈良市
同園では不審者対策などを含め年に10回の避難訓練を行っている。地震の訓練は3回を予定しており、この日は今年度1回目となった。
訓練には2~4歳の園児が参加。教室で教諭から避難時の注意事項「お(押さない)・は(走らない)・し(しゃべらない)・も(持たない、戻らない)」を教わり、地震発生予知の放送が流れると一斉に机の下に潜った。続いて水や非常食などが入った防災リュックを背負い、園庭に避難した。
訓練後、杉本光汰(こうた)ちゃん(4)は「しゃべらないことを守った」、津乗茅春(つのり・ちはる)ちゃん(4)は「家に帰って『上手にできた』と伝えます」と話していた。