「きなりの郷」道の駅に登録 下北山村 来年度にオープン
2025年06月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

山間部にあるスポーツ公園「きなりの郷」(下北山村提供)
国土交通省は、下北山村にあるスポーツ公園「きなりの郷」を道の駅に登録したと発表した。県内では18番目の登録となる。
きなりの郷は昭和58年にオープン。約16万3千平方㍍の広大な敷地には、キャンプ場やテニスコート、サッカーグラウンド、合宿施設や温浴施設などがあり、村の観光拠点として多くの人が訪れている。令和5年12月に起きた土砂崩れの影響を受け、観光客は減少傾向にある。

道の駅のイメージ
同村はきなりの郷を道の駅として整備して令和8年度にグランドオープンする予定。特産品販売所やコインランドリーを新たに設置する。登録に先立ち、今年5月には県で2番目となる防災道の駅にも選定されており、非常用発電機や備蓄品を収納する防災倉庫も設ける。
南正文村長は「(道の駅の登録は)村の観光振興の起爆剤となる。奥大和地域や南紀・熊野地域を含めた観光情報を発信するとともに、地域の特産品を扱い、紀伊半島全体の活性化に寄与したい」とコメントしている。