「山の辺工房展」 生徒らの集大成110点並ぶ ミ・ナーラで29日まで
2025年06月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

会場では、人物画や風景画など力作が並ぶ=奈良市
「第35回山の辺工房展」が、奈良市の商業施設「ミ・ナーラ」内の市美術館で25日、始まった。29日まで。
同工房は洋画家の川畑太さん(61)が講師を務める天理市の絵画教室。同展では、川畑さんや教室に通う園児~93歳までの生徒約100人の油彩、水彩など作品計約110点を展示している。
新型コロナウイルスが収束し、海外や国内の旅先でのワンシーンを切り取った風景画や、人物画を得意とする川畑さんの教えを受けた生徒たちによる自分の幼いころや孫を描いた作品も並ぶ。
「奈良の鹿」をテーマにした2号サイズの小さな作品が集まったコーナーも。アイスクリームを前に愛らしい笑顔を見せる鹿など85点がある。

「奈良の鹿」をテーマにしたコーナーも
川畑さんは「生徒たちの1年間の集大成なのでぜひ足を運んで見に来てほしい」と話した。
入館無料。開館は午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)。問い合わせは同工房(0743・62・2920)。