園児ら馬とふれあい 餌やり体験「親しみ持って」 天理大
2025年07月1日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

馬にニンジンの葉を食べさせる園児=天理市
天理大は6月30日、社会貢献活動の一環として、天理市立朝和幼稚園の園児らを招き、馬の餌やり体験を行った。園児らは馬とのふれあいから、動物との関わり方を学んでいた。
同大学は馬術部で馬を飼育していることから、令和元年度に馬で人を癒やす「ホースセラピー」活動を開始。5年度からはホースセラピーを学ぶ講義も行っている。今年度は、馬の福祉に取り組む一般財団法人「TAW」と協力して、市内や周辺地域の子供たちを馬場に招き、馬とふれあう取り組みを始めた。
この日は、同園の年長組園児人が、収穫したばかりのニンジンの葉を手に取り、葦毛(あいげ)のポニー「てんてん」に食べさせた。園児らは「かわいい」「よく食べる」と言いながら、てんてんの鼻先を撫でていた。男児(6)は「ふわふわしていてかわいい。たくさん食べてくれてうれしかった」と笑顔を見せた。
同大学の岡田龍樹副学長は「餌やりを通して子供たちに馬の体温を感じてもらいたい。親しみを持ってもらえればうれしい」と話していた。