防犯灯で星空見えやすく 県立大と大阪の金属加工会社開発 観光活用に期待
2025年07月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県南・東部の美しい星空の観測に役立ててもらおうと、県立大学(奈良市)と金属加工会社「浜田プレス工芸」(本社・大阪府東大阪市)は、星空を見えやすくする新たな防犯灯を開発した。アストロツーリズム(星空観光)にも活用されることを期待している。

新しい防犯灯について説明する尾久土・県立大学長=奈良市
県立大の尾久土正己(おきゅうど・まさみ)学長(天文学)が、浜田プレス工芸の光がぎらぎらしない景観配慮型LED防犯灯の存在を知り、「星空を見るのに適している」と昨年9月に共同研究契約を締結して改良に取り組んできた。
新しい防犯灯は、LED管の収納ケースの角度を水平にして上方に光が漏れにくいようにし、光は蛍光灯よりも遠くに届きにくい電球に近い柔らかな色にした。
鹿児島県の与論島で既存の防犯灯の約15%に当たる95本を新しい防犯灯に取り換え、継続的に観測した結果、あらゆる天気のときに従来よりも暗くなり、多くの星が見える環境となったという。
県立大の尾久土学長は「奈良は都市部が近いわりに県南部などの星空がきれい。新しい防犯灯が自治体などの目に留まり、採用されてほしい」と話している。


































