「飛鳥・藤原」世界遺産へ民間が後押し 商議所など「応援する会」設立
飛鳥時代の遺跡で構成され、来年の世界文化遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」(橿原市、桜井市、明日香村)について、民間から登録の機運を盛り上げようと、地元の橿原商工会議所や観光協会などが、「応援する会」を結成した。登録の可否は来年夏ごろに決まるとみられ、会長の佐藤進・同商工会議所会頭は「このタイミングで設立することで、地域や民間の立場からさらに後押ししたい」と意欲をみせている。

世界遺産登録へ意欲をみせる「応援する会」の佐藤進会長(左)と中谷昌紀副会長=橿原市内
世界遺産登録については政府が今年1月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出し、夏か秋ごろにユネスコの諮問機関「イコモス」の専門家が現地を視察する予定。イコモスの判断を経て、来年夏ごろにユネスコの世界遺産委員会で審議される見込みとなっている。
応援する会は、3市村の商工会議所や商工会、観光協会、近鉄百貨店橿原店で構成し、民間ならではの柔軟な発想やノウハウを生かして活動する。ボランティアガイドの育成や啓発ポスターの掲示、今秋をめどにホームページに特設サイトを設けて市民らの応援メッセージなどを掲載する予定。

飛鳥時代の都の藤原宮跡。奥は香具山=橿原市
7月10日に設立総会が橿原市内で開かれ、会長に選任された佐藤氏は「飛鳥・藤原の地から日本の国が形成されたことを、国内外の人たちに知ってもらえるよう地域全体で応援したい」と述べた。
「飛鳥・藤原の宮都」は国内初の本格的都城の藤原宮跡(橿原市)、飛鳥美人壁画で知られる高松塚古墳(明日香村)、山田寺跡(桜井市)など19の資産で構成されている。


































