奈良のシカ 最多1465頭 4年連続で増加 愛護会調査

奈良公園に生息する奈良のシカ=奈良市
奈良公園(奈良市)に生息する「奈良のシカ」(国天然記念物)は前年に比べ140頭多い1465頭で、記録のある昭和28年以降で最多であることが奈良のシカを保護する一般財団法人「奈良の鹿愛護会」の調査で分かった。
7月15、16日に調査を行った。雄ジカは前年比で2頭多い315頭、雌ジカは18頭増の816頭、子ジカは120頭増加の334頭。全体の頭数は令和4年から4年連続で増え続けている。同会の施設「鹿苑」で保護されているシカは247頭で、21頭減った。
また、昨年7月から今年6月までに死亡したシカは前年比10頭増の140頭。内訳は雄ジカ30頭、雌ジカ41頭、子ジカ69頭だった。死亡原因で最も多いのは「死因不明」などその他の74頭で、次いで交通事故の36頭、疾病の30頭だった。
シカがからんだ交通事故発生件数は、前年より8件多い72件。県庁東交差点~近鉄奈良駅前が最多で23件、次いで大仏殿交差点~高畑交差点の16件、県庁東交差点~福智院交差点の13件だった。
頭数が増えた理由についてはこれまで新型コロナウイルス禍で減少した観光客が戻り、鹿せんべいをもらう機会が増えたことが一因とも考えられている。
一方、交通事故の発生件数が増えていることを踏まえ、奈良の鹿愛護会は「生まれて間もない子ジカは小さくて見えにくいので、注意して運転していただきたい」と呼びかけている。


































