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障害者雇用の農場でスイカ収穫 ICT農法で ホテルでかき氷提供も


障害者雇用に力を入れるNPO法人「エムワイピー農場」(奈良市)は、近畿大学農学部のICT(情報通信技術)農法を活用し、種まで食べられるスイカをこの夏、初めて収穫した。このスイカで作られたシロップ入りのかき氷が、ノボテル奈良(奈良市)のレストランで8月末まで提供されている。

収穫したスイカを手にするエムワイピー農場の増井義久理事長(中央)ら=奈良市

ノボテル奈良で提供されるICTスイカを使ったかき氷

同農法は、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理にICTを導入することで、農業初心者でも容易に栽培管理ができる。同法人ではこれまで障害のあるメンバーがリーフレタスやメロン、イチゴを同農法で栽培していたが、スイカは今回が初めて。
スイカの品種は、萩原農場(奈良県田原本町)の商標登録商品「タネまで美味しい ぷちっと」。種が従来のスイカより極めて小さく、嚙んだときにぷちっとはじける食感が特徴。法人ではすでに今夏、100個の収穫を終えており、現在は12月ごろの収穫に向けて準備をしている最中という。
かき氷は、ムース状にした植村牧場(奈良市)の練乳とシロップと、カットスイカがトッピングされ、なめらかさとさわやかな味わいが楽しめる。1杯1800円。同法人の増井義久理事長は「奈良といえばスイカ。こうしてホテルで提供してもらえることは、日々農作業にいそしむ作業所のメンバーにとってもやりがいを感じるはず」と話す。

同法人は今後、年間を通してスイカ栽培を可能にし障害者の就労支援をするとともに、農園を一般開放して収穫体験をしてもらい、観光資源としたい考えだ。

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