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「農業に誇りを」大和郡山の米農家、米粉で麺開発 大和野菜も使用


田んぼの前で米麺を手にする植田早苗さん(左)と三男の那臣希さん=大和郡山市

 

大和郡山市の米農家、植田早苗さん(48)が、米の品種「ヒノヒカリ」の独自ブランド「三男米(さんおとこまい)」や規格外の大和野菜などを使った米麺を開発した。ただ、米の収穫量が少ないため、なかなか安定して商品化できないのが実情だ。植田さんは「子供たちに農業に誇りをもってもらうため、新たなモデルにしたい」とクラウドファンディング(CF)で支援金を募集している。(木村郁子)
植田さんは夫の会社員、和彦さん(48)と3人の息子とともに約3万平方㍍の田んぼで米を栽培している。先祖代々引き継いだ田んぼに加えて、地域の米農家が高齢化や担い手不足のため耕せなくなった田んぼを引き継ぎ、この広さになったという。植田さんは「米農家のなかでも小規模農家は高齢化や経営難が続いており、生活が立ち行かない。農家は先行きが見えないのが現状なんです」と熱く語る。
米は田んぼの持ち主や息子たちを通じて知り合った家庭に譲っていたが、約10年前に「今後も継続して米が作れるように」と栽培したヒノヒカリを、3人の息子にちなんで「三男米」としてブランド化して販売するように。さらに昨年9月から市商工会の創業スクールに参加し、低アレルゲンの米粉製品を開発することにした。
ヒノヒカリは水分量が多いため、パンには不向きだが、その特性を生かそうと、米粉にして唐揚げや天ぷら、菓子などを作り、試行錯誤を繰り返した。たどり着いたのが、うどんとそばの中間の食感が楽しめる米麺だった。
また、三男の県立磯城野高校農業科学科2年、那臣希(なみき)さん(16)から「苦労して作った野菜も傷がついたり、すぐしなびて売れなくなる。何とかならないかな」と言われ、食品ロスの課題に着目。野菜嫌いの子供たちに季節関係なく野菜を食べてもらえるよう、規格外の大和野菜をパウダーにして練りこんだ。
出来上がったのは、野菜がほんのりと香る「大和まな」「大和丸ナス」「片平あかね」といった麺と、米の力強い味わいが特徴の「玄米」の麺。もっちりとした味わいが特徴で、1分ほどゆでて冷水でしめてざるそばのように食べるのがおすすめという。

「三男米」や大和野菜などを使った米麺とポン菓子

麺は9月19~21日にイオンモール大和郡山(同市)で開かれるイベント「スタートアップマルシェ」で販売される。今後は他の大和野菜や、市特産の治道(はるみち)トマトを使った麺の開発にも着手し、フィナンシェなどの菓子やライスペーパーにも手を広げるという。
植田さんは「持続可能な農業経営ができる基盤づくりを行い、将来農家をやりたいという人が増えるよう、事業モデルとなりたい」と笑顔をみせる。
CFでは、コンバインなどの機械の修理や購入費の一部に充てる予定。返礼品として麺やポン菓子などがある。詳細はCFサイト「エールレール」(https://yell-rail.en-jine.com/projects/sanotokomai)。9月5日まで。

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