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世界遺産へ藤原宮跡の史跡指定率98%超 橿原市長「来年今頃には勝ち取る」


来年夏の世界文化遺産登録をめざす「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県明日香村、橿原市、桜井市)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「イコモス」の専門家が今秋頃にかけて視察するとみられる中、亀田忠彦・橿原市長は22日の記者会見で「大詰めの時期を迎え、万全の準備を進めている。来年の今頃は登録を勝ち取れるよう全力を尽くす」と改めて決意を語った。

世界遺産について語る亀田忠彦・橿原市長=同市役所

登録にあたって懸案とされる藤原宮跡(約103㌶)についても言及。「史跡指定率は98%以上に達した。(保護のために)地権者の同意を得て100%になるよう努めている」とし、将来構想として平城宮跡(奈良市)のような国営公園化を目指す意向を示した。
「飛鳥・藤原の宮都」は飛鳥時代の宮殿跡や古墳、寺院跡の計19資産で構成され、政府が今年1月にユネスコに推薦書の正式版を提出。今年秋頃にかけてイコモスの専門家が現地調査を行い、来年5月頃にイコモスがユネスコに勧告し、夏頃に世界遺産委員会が登録の可否を決定するとみられている。
橿原市には藤原宮跡、本薬師寺(もとやくしじ)跡、菖蒲池(しょうぶいけ)古墳、明日香村にまたがる大官大寺跡(だいかんだいじあと)がある。なかでも約1㌔四方に及ぶ藤原宮跡には民家や小学校などもあり、地下に宮殿跡などが埋まっているとされ、保存が大きな課題。世界遺産登録には史跡として指定されることが前提となっている。
亀田氏は「藤原宮跡には民間の土地があるが、世界遺産への住民理解は深まっている。地下遺構を守る環境は整っており、課題は解消されたと認識している」と強調した。
同市は今年6月、藤原宮跡を含めた遺跡の重要性や保護・活用の推進などを盛り込んだ県内初の世界遺産条例を制定し、市民に理解を呼びかけている。世界遺産登録について「まさに大詰め。小石にもつまずかないよう、繊細な作業が進んでいる」と指摘した。
藤原宮跡の活用については「現状では少し雨が降ると水たまりができて歩きにくい。遊歩道など公園としての機能を持たせたい。将来的には平城宮跡のような国営公園を目指す」と述べた。
政府の推薦書提出の際に構成資産から外れた大和三山にも触れ、「山の上から藤原宮跡を眺めたいという観光客は多い。眺望が楽しめるような整備も必要」とした。

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