吉野5町村、温泉施設相互利用で地域交流 9月1日スタート
吉野郡東部に位置する吉野町と川上村、東吉野村、上北山村、下北山村が、町村内の公共温泉6施設の相互利用を促進する「湯ったりほっこり地域間交流協定」を締結した。9月1日から、5町村民は6施設すべてを住民価格で利用できるようになる。県南部の過疎化が進む中、町村民たちが互いに施設を行き来することで、地域のにぎわいにつなげる狙いだ。

協定書を掲げる5町村の首長ら=吉野町
同協定は昨年9月に吉野町と川上村、東吉野村の3町村間で「温泉を通じて密接な交流につながれば」と締結。今回新たに上北山村と下北山村が加わった。
両村は、令和5年12月に下北山村の国道169号で起きた土砂崩れの影響で、観光客が激減。6年6月には被災箇所を迂回する形で暫定的に通行が再開したものの、いまだ新型コロナウイルス禍以前の観光客数には及んでいないという。下北山村の南正文村長は今回の協定について、「いろんな人たちが村に訪れるきっかけとしたい」と意欲を示す。
一方、吉野町の中井章太町長は「地域の恵まれた資源を有効活用したうえで、今回さらに範囲が広がったことで住民間の交流を深めてもらえれば」と話し、今後の南部観光や地域交通の在り方など、課題解決に向けても意欲を示した。
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6施設の住民料金は次の通り。
中荘温泉(吉野町)=中学生から59歳まで400円、60歳以上・小学生以下200円▽やはた温泉・たかすみ温泉(東吉野村)=中学生以上500円、小学生以下200円▽湯盛温泉ホテル杉の湯(川上村)=中学生以上350円、小学生以下200円。▽上北山温泉薬師湯(上北山村)=中学生以上300円、小学生以下100円▽下北山温泉きなりの湯(下北山村)=中学生以上450円、小学生以下250円。


































