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クラシックを児童の身近に 奈良市、2学期から奏者派遣


演奏を披露する(左から)阿江麗さんと田村凜果さん=奈良市役所

奈良市の仲川げん市長は28日の定例記者会見で、市立小学校にバイオリンなどの弦楽器の奏者を派遣し、児童が楽器に触れたり生演奏を聴いたりする弦楽器体験事業を2学期から実施すると発表した。仲川氏は「クラシック音楽は芸術や音楽への関心につながると思うが、家庭環境にも格差があり、楽器に触れる機会が等しいとはいえない。子供たちにクラシックを身近に感じてもらいたい」と述べた。
バイオリン、ビオラ、チェロの奏者34人をトレーナーとして派遣する。希望した富雄北小、ならやま小など9校の音楽の授業などで実施される。今年度の予算は約114万円を見込み、財源はふるさと納税「暮らしに芸術の感動を届けるプロジェクト」を活用する。
この日の会見で、トレーナーに選ばれたバイオリン奏者の阿江麗さん(24)=生駒市=と、ビオラ奏者の田村凜果さん(23)=香芝市=がエルガーの「愛の挨拶」を演奏。阿江さんは「楽器が耳元で鳴るという経験をし、楽器を弾きたいという希望を持ってほしい」と語り、田村さんは「音が体に響く感覚を体験してもらいたい。音楽に親しみ、音楽の道を進んでもらえたらうれしい」と話していた。

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