デマンドタクシー実証運行開始 大和郡山市、市民の移動手段確保
大和郡山市は1日、予約制乗り合いタクシー「デマンドタクシー」の実証運行を始めた。市民の移動手段の確保や交通弱者の外出支援が目的。実証運行の期間は来年3月末までで、今年12月に利用者や市民らを対象にアンケートを行い、来年度の本格運行を目指す。
デマンドタクシーは駅やバス停から離れた交通の不便な地域に乗降所を設け、駅や診療所、スーパーなど生活に欠かせない施設とを結ぶ。県内ではすでに香芝市や天理市、宇陀市など自治体で導入されている。

実証運行が始まったデマンドタクシー=大和郡山市
大和郡山市は平成15年からコミュニティーバスを運行しているが、高齢化の進展や免許返納に伴い、高齢者単独での外出が困難になってきている。また、同市では矢田町などの北西部地域と、西名阪道の大和まほろばスマートインターや昭和工業団地のある南部地域がバスの便数削減や路線の廃止などにより、公共交通空白地帯となっている。
実証運行では2社のタクシー会社がそれぞれ運転手と車を1台ずつ用意。公民館や郵便局などに設置された「居住地乗降所」は民間事業者の事業を圧迫しないよう駅から500㍍、バス停から300㍍圏内を避けて配置。一方、「公共乗降所」はスーパーや駅など生活利便施設に設置した。
上田清市長は1日に開かれた出発式で「民間と市が互いに補完しあいながら、市民の利便性を高めていきたい」とあいさつした。
利用できるのは歳以上の高齢者や障害者、母子健康手帳を持つ妊産婦などで事前登録が必要。運行は平日の午前9時~午後5時、料金は1乗車につき500円。利用日の2週間前~当日にタクシー会社に電話して予約する。問い合わせは市交通防犯対策課(0743・53・2383)。


































