橿原で日本女性会議 男女共同参画推進を 有森さんがスポーツ界の課題語る
男女共同参画について議論する国内最大級の大会「日本女性会議2025橿原」が3~5日、橿原市の県橿原文化会館などで開かれた。女性の就業率向上や家族のあり方などをテーマに分科会や講演会が行われ、全国から約2千人が参加。多様な価値観や生き方の尊重や、女性の社会参加が地域の活力につながる点などが確認され、課題解決に向け意見が交わされた。

スポーツ界での課題などを語る有森裕子さん=橿原市
日本女性会議は、国連が1975(昭和50)年を「国際婦人年」に定めたのを機に、10年目にあたる昭和59年から開催され40回目。橿原市は、694年に女帝・持統天皇が藤原京を開いた地として知られ、今回の女性会議は「日本国はじまりの地から未来へ~多様性を認め合う社会の実現を」をテーマに開かれた。
4日に同会館で行われた全体会で亀田忠彦市長は「1300年前に女性が活躍したのが橿原の地。分科会などの提言をしっかり受け止めて将来につなげたい」とあいさつ。岡田恵子・内閣府男女共同参画局長が基調報告を行い、「女性の就業者数は昨年までの12年間で424万人増えた一方で、年齢が上がるほど給与格差が広がっている。管理職が少ないことなどが背景にある」と課題を示した。
スポーツ界での女性の心身のケアをテーマにしたシンポジウムも開かれ、女子マラソン五輪メダリストで日本陸上競技連盟初の女性会長となった有森裕子さんや天理大学の女性アスリートが登壇。有森さんは「スポーツ界には男性の指導者が多く、生理など女性の体についてきちんと知識をもつことが必要」とし、「女性アスリートが体調について監督やコーチに『言いにくい』『恥ずかしい』と思わなくていい態勢を作らないといけない」と話した。

持統天皇の生涯をテーマにしたダンス=橿原市
会場では、持統天皇の生涯を描いた万葉ダンスファンタジー「藤原京に夢を託して」が演じられ、NPO法人「まほろば円舞会」が万葉衣装を身に着けて華麗な舞台を披露した。(小畑三秋)


































