大和絣の魅力感じて 染織作家・亀山さん個展 近鉄百橿原店で14日まで
2025年10月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

亀山知彦さんと復元された大和絣の反物=橿原市
幕末から昭和初期にかけて全国に広く流通し、かつては西日本を代表する絣(かすり)として知られた奈良の伝統織物「大和絣(がすり)」の復元に取り組む斑鳩町の染織作家、亀山知彦さん(42)の個展「大和絣の今」が橿原市の近鉄百貨店橿原店で開催されている。14日まで。
大和絣は現在の大和高田市周辺を一大産地として庶民の暮らしに根づき、土産物としても喜ばれた。昭和年代までは百貨店などで取り扱われていたが、後継者不足と和装離れで次第に廃れ市場から姿を消した。
亀山さんは、染色や手織り工房で修業を重ねる中で大和絣に出会い「自分のルーツを感じた」と、令和2年から大和絣の作品作りに取り組み、伝統の井桁や十字模様、花模様などの伝統を重んじつつ、進化したデザインを発表している。
会場の同店5階美術サロンでは、藍やクチナシを用いて染めた糸が織り込まれた帯や反物、ショールやテーブルセンターなど約点が展示されている。亀山さんは「伝統柄と幾何学柄を組み合わせるなど進化したデザインを心がけた」と話している。
観覧無料。開催時間は午前10時~午後5時、最終日は午後3時まで。


































