乳幼児と触れ合い、命の尊さ学ぶ 郡山南中で体験学習
2025年10月20日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

乳幼児との触れ合いを楽しむ生徒ら=大和郡山市
大和郡山市立郡山南中学校で乳幼児と触れ合う体験学習が開かれた。生徒らは、参加した保護者から出産や子育ての話を聞き、赤ちゃんと絵本を読んだり遊んだりして、命の尊さや人を思いやる心を学んだ。
同校は、出産や育児への理解を深め、将来を考えるきっかけにしてもらおうと昨年から体験学習を開催。今回は5カ月~1歳半の乳幼児を育てる教職員や保育士18人が集まった。
2年生約140人は数人のグループに分かれて、保護者らに子育てについて質問。赤ちゃんと手遊びをするなどして交流を楽しんだ。
吉房優依さん(14)は「育児の話を聞くと大変そうだけど、赤ちゃんのいる生活は幸せそう」と目を細めた。川西陽さん(14)も「抱くとずっしりとして命の重さを感じた。小学3年生の弟が小さかった頃を思い出した。かわいかった」と笑顔を見せた。
1歳4カ月の長女と参加した保育士の杉原麻美さん(33)は「上手に遊んでくれて、よいお兄ちゃん、お姉ちゃんだなと感心した」と話していた。


































