JR西の特急「まほろば」新車両 「悠久」の運行スタート

JR奈良駅に入線する特急「まほろば」の新車両「悠久」=18日、奈良市
JR西日本は18日、大阪|奈良間を結ぶ特急「まほろば」の新たな車両「悠久(ゆうきゅう)」の運行を始めた。奈良市のJR奈良駅では同日、新車両を出迎えるイベントが行われ、今年のグッドデザイン賞に選ばれた新車両が初めて同駅のホームに入線する姿を一目見ようと集まった人らでにぎわった。
「まほろば」は唐草文様をあしらうなどし、奈良の魅力を表現する形で車両のリニューアルを実施。大阪・関西万博などで関西を訪れる観光客らに奈良観光も楽しんでもらおうと、4月から赤系の蘇芳(すおう)色から金色のグラデーションが特徴的な車両「安寧(あんねい)」の運行を始めた。今回の第2弾車両「悠久」は、仏像の経年変化をイメージする墨色や灰渋(はいしぶ)色の車体を採用した。
18日は悠久の運行開始を記念して奈良駅で奈良県内の特産品販売も実施。奈良市の観光PR役「NARA CITY コンシェルジュ」の女性らが乗客を出迎えた。また、法隆寺駅(斑鳩町)で園児らの出迎えセレモニー、大阪駅(大阪市北区)では奈良県マスコットキャラクター「せんとくん」らが参加した出発式がそれぞれ行われたという。
「まほろば」は土日祝日に1日2往復運行し、おおさか東線経由で新大阪駅や法隆寺駅にも停車する。大阪環状線などを経由する大和路快速とは異なる走行ルートとなっている。


































