「もう一度会いたいお坊さん」頂点は…12月に「H1法話グランプリ」

「H1法話グランプリ」をPRする実行委員会の池尾実行委員長(中央)ら=奈良市内
若手僧侶らが宗派を超えて法話を披露する「H1法話グランプリ2025」(同実行委員会主催)が12月6日、奈良市のなら100年会館で開かれる。1・2次審査を通過した全国各地の8人が参加し、審査によって「もう一度会いたいお坊さん」ナンバーワンを決める。今回は全国15のイオンシネマでも初めて同時上映する。
本格的なグランプリは令和3年に初めて開催し、3回目となる。仏の教えに基づく法話を多くの人に伝えることで仏教に親しんでもらい、僧侶にとっても研鑽の場とすることを目的としている。
今回は45歳以下を対象に募集したところ全国の80人から応募があり、選考により大阪府と北海道、福井、愛知、静岡、和歌山、福岡、佐賀各県の寺院から8人の参加が決まった。宗派は西山(せいざん)浄土宗、黄檗(おうばく)宗、臨済宗妙心寺派、曹洞(そうとう)宗、浄土宗、真言宗豊山(ぶざん)派、日蓮(にちれん)宗、浄土真宗本願寺派となっている。
当日は順に10分の持ち時間内に法話を披露し、審査員(釈徹宗審査員長)のほか、なら100年会館と各イオンシネマの来場者による投票でグランプリを決定する。
当日は午後1時からで、入場料はなら100年会館3千円、イオンシネマ2500円。チケットの販売は今月26日から同館のホームページ、電話などで。イオンシネマのチケットは同日から同シネマのホームページか窓口で。
生駒市の長弓寺円生院住職で実行委員長の池尾宥亮さんは「当たり前に日常にあった仏教は今少し一般の人から離れているのでは。お寺は人と人をつなぐハブなので、法話を通じて興味を持ってほしい」と話している。


































