天理市立図書館が「ウォーリーをさがそう!」 本に触れるきっかけに

おやさと書店BOOKS道友の「ウォーリーをさがせ!」コーナー=天理市
子供たちが本に親しむきっかけを提供しようと天理市立図書館は、出版社のフレーベル館と市内の4書店とコラボレーションした初めての企画「図書館でウォーリーをさがそう!」を開催している。31日まで。
企画では、フレーベル館がパネルやグッズを提供。図書館で棚などに隠れた本のキャラクターを探し、キーワードを完成させるとプレゼントがもらえる。また書店には、「ウォーリーをさがせ!」の絵本コーナーを設置。本を購入した人にクリアファイルをプレゼントしている。
同図書館の高橋樹一郎館長は「本は子供の視野を広げる。図書館や書店の役割は大きいが、新型コロナウイルス禍後も来館者は減少傾向にある」と話す。
同図書館の令和元年度の来館者数は約6万6千人で貸出冊数は約22万5100冊。減少に歯止めがかからず、昨年度の来館者数は約4万8千人で貸出冊数は約17万2千冊だった。同図書館は足を運んでもらおうとコンサートを開くなど工夫を凝らす。
天理駅前商店街内にある「おやさと書店BOOKS道友」のマネジャー、疋田久仁恵さんは「電子書籍が増え、書店に足を運ぶ人が減った」という。企画を機に「さまざまな本に触れる楽しさを感じてもらいたい」と期待を寄せた。
コラボ企画に参加する市内の書店は、海老山書店▽WAY書店天理店▽おやさと書店BOOKS道友▽未来屋書店天理|の4店舗。


































