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大淀町の製茶農家、中川政七商店のコンサルで新ブランド 父から娘3姉妹へ


 

新ブランド「茶ノ吉」をPRする(左から)次女の堤有佳さん、長女の上野知佳さん、森本正次さん=県庁

大淀町中増で江戸時代中期の天保の頃から約200年続く製茶農家「嘉兵衛(かへえ)本舗」は、父から娘の3姉妹への事業承継に向けて新ブランド「茶ノ吉(ちゃのきち)」を立ち上げた。中川政七商店(奈良市東九条町)のコンサルティングを受けて完成した新商品は6品目。11月5日に3品を発売する。
代表の森本正次さん(78)は当初、家業を継がせる意思はなかったが、次女の堤有佳さん(49)が平成24年、出産を契機に仕事へ復帰。長女の上野知佳さん(51)、三女の井川恵里佳さん(44)も加わり、3姉妹が本格的に携わるようになった。森本さんが26年に足を痛めて廃業を覚悟した際、奮起した3姉妹が家業を引き継ぐと決心。県のブランディング支援対象となったことから中川政七商店による講座を受講した。
11月5日に発売するのは渋みのない「和紅茶」、香ばしく甘みが引き立つ「釜炒り煎茶」、やさしい味わいの「烏龍茶」の3品。月以降は若葉を使った「白茶」、冬の寒さで成分が凝縮した「越冬番茶」、新茶の「煎茶」を販売する。嘉兵衛本舗は手がかかる天日干しの番茶で知られ、新ブランドも手作りにこだわった。また、春の「一番茶」から夏ごろの「三番茶」まで、それぞれの茶葉の特徴を生かした。
パッケージには「農業日誌」がデザインされ、製茶や農作業に汗を流す3姉妹の生活をうかがうことができる。
県庁で商品発表会を行った上野さんは「子供のころから手伝ってきたお茶に人生を費やせて幸せだ」と話し、堤さんは「一日中、どんな場面にでも寄り添えるバリエーション」と商品のできに自信を見せた。令和9年に法人化して上野さんが社長に就任する計画だ。
商品は嘉兵衛本舗と中川政七商店のオンラインショップ、中川政七商店の直営店の一部で取り扱う。

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