県、60億円補正予算案 ツキノワグマ対策など
県は12月1日開会の定例県議会に提案する総額60億7千万円の一般会計補正予算案などを発表した。県内でも出没が増えているツキノワグマ対策に470万円を充てる。
自治体判断で人の生活圏にいるクマを駆除する「緊急銃猟」を可能にする改正鳥獣保護管理法が9月に施行されたことを受け、緊急銃猟を行うハンターの手当や弾薬代などを市町村に補助する。ツキノワグマの対処方針を設定するゾーニングも実施。保護を優先する「森林ゾーン」▽人命を優先する「集落ゾーン」▽緩衝地帯に当たる「集落周辺ゾーン」の3つで、集落ゾーンでは原則殺処分、森林ゾーンでは捕獲して放獣、集落周辺ゾーンでは同じ個体が2回以上現れた場合は原則殺処分とする方向で検討する。ゾーニングは8年度にかけて行う。
新規事業では「県民暮らし相談センター」整備事業に8541万円。消費生活センター、女性センター、スマイルセンター、外国人支援センター、県人権施策課のLGBTQ相談窓口を近鉄高天ビル(奈良市高天町)に集約する。来年4月に業務開始予定で、関連する条例改正案も提案する。
このほか、奈良市の猿沢池に隣接する外国人観光客交流館「猿沢イン」を来年4月1日に廃止する条例案を提案する。赤字と老朽化のため有識者による検討委員会が廃止が望ましいと答申していた。検討委は解体後の活用策として宿泊施設や、観光客と地域をつなぐ交流拠点、地域回遊性を高めるシェアモビリティ施設などを提言している。


































