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師走の古都 華やかに 春日若宮おん祭 1000人練り歩く


 

大勢の市民や観光客らが見守る中、市街地を練り歩くお渡り式の行列=奈良市(渡辺大樹撮影)

春日大社(奈良市)の境内にある摂社、若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」は17日、時代行列の「お渡り式」が行われ、古式装束に身を包んだ約千人が市街地を練り歩いた。その後は祭礼の中心となる「お旅所祭」があり、古典芸能が次々と奉納された。
おん祭は平安時代に関白、藤原忠通(ただみち)が天下太平を願って始め、今年で890回目。その神事芸能は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

参道では競馬も注目を集めた

この日は雨が心配されたが、お渡り式の行列は正午ごろに県庁前を出発。馬に乗った中心的な役の日使(ひのつかい)や巫女のほか、猿楽(さるがく)などの芸能集団が市街地を通って、若宮神社の祭神が移った大社参道そばのお旅所へと進んだ。観光客らは、平安から江戸時代にかけての風俗絵巻に見入っていた。
お旅所には、祭神のために建てられた黒木の柱に松葉葺きの仮殿。お旅所祭では神饌(しんせん)が供えられ、祝詞(のりと)が奏上された。その後、芝舞台で神楽や田楽、舞楽などの古典芸能が奉納され、「生きた芸能史」を感じさせた。
18日は午後1時からお旅所前で奉納相撲、同2時からお旅所で後宴能(今年の能は巴(ともえ)と猩々(しょうじょう)、狂言は長光(ながみつ))が予定されている。

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