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近大奈良病院が指定辞退 救命救急、人材確保困難 重症受け入れは継続


近畿大学奈良病院=生駒市

近畿大学奈良病院(生駒市)は14日、救命救急センターの指定辞退届を県に提出したと発表した。救命救急医の確保が困難なためで、指定は3月31日まで。重症患者の受け入れは継続する。
平成15年に救命救急センターの指定を受け、令和7年度は12月末段階で約3300人の入院患者を受け入れている。全国的に救命救急医が不足する中、近畿大学病院(堺市)からの医師派遣が困難となり、安定的な維持が困難になったとしている。
4月以降はICU(集中治療室)8床を休床し、救命救急センター24床を継続的な高度管理を要する重症患者の病棟「ハイケアユニット(HCU)」に転換する。
厚生労働省のホームページによると県内の救命救急センターは、ほかに県立医大病院(橿原市)、県総合医療センター(奈良市)の2施設。

近畿大学奈良病院の地元、生駒市の小紫雅史市長は15日の臨時記者会見で、指定辞退に「衝撃を受けている」としつつも「真夜中も対応する救急は、働き方改革の中での医療体制でなかなか難しい面もある」と一定の理解を示した。
小紫市長は、近大奈良病院と引き続き連携する意向を示し「患者に影響が出ないように生駒市立病院が対応できるものは対応していきたい」とも述べた。

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