王寺工業高生、 ピザ窯、災害備蓄食のアレンジレシピを披露

自作した焼き鳥台でせんべいを焼く生徒=王寺町
県立王寺工業高校は奈良県王寺町防災士ネットワーク会と合同で防災訓練を行った。訓練では生徒らが「モノづくり」の技を生かして作ったピザ窯のほか、災害備蓄食を使ったアレンジレシピを披露した。
同校機械工学科3年の生徒6人は、授業の課題研究のテーマに防災を選択。令和6年の能登半島地震で被災した石川県立羽咋工業高校の生徒らに、避難所の生活で「困ったこと」をヒアリングした。「水がなかった」「防災食が味気ない」「温かいものが食べたかった」といった声を受け、ピザ窯作りに取り組んだ。
ピザ窯は一般的なドーム形ではなく箱型にレンガを積み上げ、L字型に溶接した鉄板を組み合わせて熱が対流するよう工夫。ピザ窯を応用し、鉄板などを用いた焼き鳥台とプレス機も作った。昨年10月の文化祭で試食を提供し、保護者や在校生に好評だったという。
災害備蓄食のアレンジレシピは、アルファ米とツナや焼き鳥の缶詰、トマトジュースなどを使ったケチャップライスなど4種類。生徒らは、温めたアルファ米に片栗粉を混ぜて団子状にし、間伐材や廃材で火をおこした焼き鳥台でプレス機を使ってせんべいやライスバーガーを作った。しょうゆの香ばしい匂いが漂い、試食した生徒からは「おいしい」と好評だった。
3年の藤中幸弥さん(18)は「避難所での生活が長引いた場合を想定してレシピを考えた。食べる楽しみを感じてもらえたら」と話していた。
訓練では、参加者がテントや段ボールベッドの組み立ても体験した。


































