「奈良環状線」経由で京都へ 伊勢直行も 王寺町100周年で特別列車

京都に向かう特別列車「まほろば」=JR王寺駅
王寺町が11日に町制施行100周年を迎えるのを祝おうと、JR西日本と近畿日本鉄道が7日、同町の沿線各駅から100周年記念の特別列車を運行した。大阪への通勤・通学に便利なベッドタウンで「鉄道のまち」として発展した同町に協力。特別列車は通常ではありえないルートを走り、鉄道ファンらを楽しませた。(西川博明)
7日午前9時28分、近鉄新王寺駅に初めて姿を見せた観光列車「かぎろひ」が、同町100周年記念のヘッドマークを付けて出発。田原本線や橿原線を経由し、伊勢神宮に近い宇治山田駅(三重県伊勢市)へ直行した。列車に乗り込んだ元近鉄広報マンの福原トシヒロさんは「かつてのヤマテツ(大和鉄道)が伊勢につなぐ予定だったルートが実現した」と解説した。

特別列車「かぎろひ」に王寺町100周年のヘッドマークを装着する関係者=近鉄田原本線新王寺駅
帰りは五十鈴川駅(同市)発で西田原本駅(田原本町)へ戻るルートを走行した。
近鉄新王寺駅に隣接するJR王寺駅では同日午前9時43分、通常は同駅に停車しない特急「まほろば」が出発した。和歌山線、桜井線を経由する〝奈良環状線〟ルート「ならSLOW&LOOP」を走り、奈良駅を経て京都駅(京都市)へ到着した。帰りは通常ルートで王寺駅に戻った。
王寺駅前の複合商業施設「リーベル王寺」では7日、出発セレモニーがあり、町観光・広報大使でラジオ大阪アナウンサーの原田年晴さんら鉄道好きタレント4人によるトークショーも行われた。ホリプロマネジャーの南田裕介さんは「和歌山線に特急『まほろば』が走るだけでワクワクする」と興奮気味に語り、タレントの斉藤雪乃さんも「初めて『かぎろひ』に乗るのが楽しみ」と笑顔を見せ、各列車に乗り込んだ。

特別列車は8日も運行され、乗車ツアーには2日間で約530人が参加した。


































