東院南方遺跡の発掘現場を常時公開 奈文研、25日ごろまで
2026年02月20日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

出土した瓦などについて説明する担当者ら=奈良市の東院南方遺跡
奈良文化財研究所(奈良市)は、平城宮跡(同)の南東に位置する東院南方遺跡の発掘調査現場を常時公開している。調査について広く知ってもらうための新たな試みで、今月25日ごろまでの予定。
同遺跡は奈良時代の「平城京左京二条二坊三・四・五・六坪」という一等地で、令和6年度から調査を開始。7年度は12月から調査を始め、1月下旬から現場を公開して定時解説(午後2時~同2時半)も行っている。見つかったばかりの瓦を土から上げる作業も行われ、訪れた考古学ファンらが質問しながら興味深げに見入っていた。
東院南方遺跡は南東隅を欠いた平城宮の形の謎を解くカギとされる。奈良時代前半の藤原麻呂の邸宅があったとする説のほか、「梨原宮」が存在した可能性もあるとされる。
担当の芝康次郎主任研究員は「発掘調査の面白さを知ってもらい、遺跡保護の意識にもつながればいい」と話している。
公開は平日の午前9時半~正午と午後1時~4時。雨天は中止。


































