カフェのような女性専用の休憩室 運転士不足解消へ、奈良交通が設置

奈良交通総合センターに設置された女性専用休憩室=大和郡山市
奈良交通は女性運転士が働きやすい環境を整えようと、奈良交通総合センター(大和郡山市)に女性専用休憩室を設置した。休憩室はカフェのような雰囲気で木のぬくもりを感じられる空間になっており、「リラックスできる」と好評だ。
同社は平成28年に奈良市の平城営業所に女性専用休憩室を設置して以降、女性運転士が配属されている3つの営業所に設けている。これまで同センターでは施設内の一室を男女共用の休憩室として活用していたが、「男性が一緒だとくつろげない」「仮眠しにくい」といった声が上がっていたという。
新たな休憩室は旧社員食堂のスペース約100平方㍍を活用。更衣室やロッカー、カウンターテーブルなどのほか、4つの仮眠室と2つのシャワーブース、洗面台にトイレ、ミニキッチンを備える。大きめのソファも置かれ、くつろげるようになっている。子会社を含む人の女性運転士などが利用しているという。
運転士の平良里紗さん(29)は「仮眠ができることで身体の負担がなくなった。ソファでゴロゴロしたり、お弁当を食べたりと心身ともリラックスできるので、仕事のモチベーションも上がった」と喜ぶ。
バス業界で運転士不足が深刻化する中、同社では令和3年に19人だった女性運転士は4年間で約2倍の41人となった。現在は運転士の4%が女性だが、将来は10%に増やしたいという。総務人事部の中大路雪乃さんは「女性運転士が少しでも増えれば」と話している。


































