【春へお水取り】練行衆、試別火入り
2026年02月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

別火坊に入る練行衆=奈良市の東大寺
「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)で参籠(さんろう)する練行衆10人が20日、同寺戒壇院に設けられた別火坊(べっかぼう)で前行前半の「試(ころ)別火」に入った。
新入(しんにゅう)として初めて籠(こも)る1人は既に15日に試別火入りしていて、20日からは一段と厳しい総別火に入った。
夕闇に包まれた中、戒を授ける和上(わじょう)を務める同寺持宝院の上司永照さんや祈りの中心となる大導師を務める同寺清凉院の森本公穣さんらが別火坊の障子を開けて中へと入っていった。
別火では心身を清め、本尊の十一面観音に供えるツバキの造花を作ったり声明(しょうこみょう)の稽古をしたりし、3月1日から2週間にわたる本行に備える。
修二会は練行衆が人々に代わり過ちを悔い改め、風雨順時(気候が順調)で幸福であるよう祈願する。奈良時代以降一度も途切れることなく、1275回目。今年も二月堂に声明が響く祈りの日々がやってくる。


































