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シカとの接し方学んで 愛護会が鹿苑見学通路をリニューアル 


見学通路では鹿苑で収容中のシカを見学できる=奈良市

 

一般財団法人・奈良の鹿愛護会は、けがや病気などの理由でシカを一時的に収容する「鹿苑」(奈良市春日野町)の見学通路を改修し、「鹿の道~1300年続く鹿と人の歩み~」として公開を始めた。鹿苑内の約50㍍の回廊から収容中のシカを観察したり、パネルで同会の活動を学んだりすることができる。
国の天然記念物に指定されている奈良のシカと人が千年先も共生できるよう、シカを取り巻く現状への理解を深め、人とシカとの適切な距離感や接し方などを伝えるのが目的。
回廊ではフェンス越しに収容中のシカの姿を見学できるほか、愛護会の保護活動や奈良のシカの歴史などを約10枚のパネルで紹介している。改修前は展示スペースが限られていたため、鹿苑内でシカを観察することはできなかった。

見学通路の意義を説明する奈良の鹿愛護会の中西康博副会長

鹿苑は、畑を荒らすなどしたシカを終生収容する「特別柵」の過密状態が令和5年に指摘され、一時収容への切り替えや環境改善が図られてきた。シカとの接し方や保護のあり方なども議論されており、愛護会の中西康博副会長(68)は「愛護会の活動や野生動物でもある奈良のシカについて理解してもらいたい」と見学通路のリニューアルについて話した。将来的には現場型の博物館「鹿ミュージアム(仮称)」の設立を目指すという。
公開は午前10時~午後4時で年中無休。無料だが1人100円の協力金を募っている。

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