紀伊半島豪雨被災の十津川村 原木シイタケ食べて復興応援

十津川村産の原木シイタケをアピールする上垣隆幸さん=11日、大阪府八尾市
平成23年の紀伊半島豪雨で大きな被害を受けた十津川村を応援しようと、同村産の原木シイタケを使ったメニューを提供するフェアが、五條市や大阪府内の飲食店で行われた。大阪府八尾市の美容師、上垣隆幸さん(61)が村で仕入れたシイタケを各店舗に運んだ。
昭和28年の豪雨災害で十津川村に住んでいた祖父を失った上垣さんは、紀伊半島豪雨の発生後に救援物資の運搬や被災者の散髪支援などを行ってきた。平成年からは、顔なじみの飲食店に呼びかけ、原木シイタケを使ったフェアを実施。今年で8回目となる。
10日朝に十津川村を訪れて28㌔を仕入れ、五條市や大阪府内の11店舗に順次配達した。各店舗では、炭火焼きや天ぷら、煮物などの料理が並んだ。
大阪府八尾市の「焼鶏くだかけ久宝寺店」では6㌔を仕入れ、炭火焼きで提供。十津川村産の原木シイタケは香りが強く、肉厚なのが特徴で、同店は「シンプルに塩で香りと食感を楽しんで」と呼びかけていた。
今年は紀伊半島豪雨の発生から15年となる。上垣さんは「この時期になると『(シイタケを)楽しみにしている』と言ってくれる人がいるのがうれしい」と話し、「豪雨災害を忘れずに伝えていくことが大事。食べることを通じて十津川村に思いをはせてもらえたら」と期待を込めた。


































