奈良女子大記念館の改修完了 「100年ピアノ」ミニコンサートで祝う
2026年03月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

改修された奈良女子大学記念館=奈良市
奈良市の奈良女子大学記念館(旧本館、重要文化財)で進められてきた改修プロジェクトの竣工式典が行われた。学生らの記憶が刻まれた明治時代の建造物を守り伝えるため、寄付金を募るクラウドファンディング(CF)も実施して修理され、出席者らが完了を祝った。
記念館は明治42年に建てられた同大のシンボル。木造2階建てで、屋根には木の骨組みを露出させるハーフティンバーというヨーロッパ北中部に見られる様式を採用。1階は大小の部屋が並び、2階は講堂で中央部は天井が高い大きな空間となっている。
創建当初は前身の奈良女子高等師範学校本館で、現在は式典や講演会などで使用しているが、外壁の劣化や瓦の破損などがあったことから、壁のしっくい塗り替えなどの改修を行っていた。今後予定している守衛室の修復や教育資料・標本の保管環境整備を含めたプロジェクトの総事業費は1億5千万円を超える見込みで、CFなどで集まった寄付金約4300万円を活用する。

式典では「100年ピアノ」も奏でられた
式典ではプロジェクトの報告や、記念館の歴史、特徴についての解説があったほか、「100年ピアノ」によるミニコンサートもあり、出席者らは学生が奏でる音色に聞き入った。


































