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興福寺五重塔 飾り取り外し 120年ぶり大修理「相輪」解体


保存修理のため相輪が解体され、取り外される水煙=15日午前、奈良市(柿平博文撮影)

約120年ぶりの大規模修理が進む世界遺産・興福寺(奈良市)の国宝・五重塔で15日、屋根上部にある金属製の飾り「相輪(そうりん)」を解体する作業が報道陣に公開された。
相輪(高さ約15㍍)は宝珠(ほうじゅ)や水煙(すいえん)、伏鉢(ふくばち)と呼ばれる部材などから成り、塔中央を貫く心柱に差し込まれている。解体は塔を覆う素屋根内で先月下旬から開始。この日は、透かし彫りされた水煙の4枚のうち残る1枚(約95㌔)が木枠に覆われた状態でクレーンによって慎重に下ろされた。

奈良・興福寺五重塔「相輪解体」 保存修理のため相輪の解体作業が行われ、北東側の水煙が取り外された

これまでの解体では宝珠内部から経筒2点が見つかった。解体後、調査の上で修理が必要な部分については措置を施す。
興福寺五重塔は奈良時代に創建されて以降焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられた6代目。屋根や部材の劣化が進んだため修理に着手し、令和16年3月の完了を目指している。
森谷英俊貫首(かんす)は「昔生きた人らが今の私たちに伝えたものをさらに未来に伝える責務の重さを感じ、しっかりと取り組みたい」と語った。

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