春日大社で「春日龍王講」 神仏習合ならい祈願祭
2026年04月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

世界平和や国民の安寧を祈念した春日龍王講の繁栄祈願祭=奈良市
春日大社(奈良市春日野町)で16日、「春日龍王講(りゅうおうこう)」(講長・菊池攻奈良トヨタ社長)による初の繁栄祈願祭が行われた。幕末まで続いた神仏習合にならい、春日大社の花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司による祝詞奏上や薬師寺(同市西ノ京町)の山田法胤(ほういん)長老による読経が執り行われ、神仏の垣根を越えて国家国民の安寧と世界の平和を祈った。
春日龍王講は龍王社を拠点に神仏習合の原点に立ち返って祈りをささげる集まり(講)。龍王社はかつて興福寺の修行所(安居屋(あんごのや))の鎮守社として春日大社の境内に鎮座していたが、明治の神仏分離で一時は総宮神社へと合祀(ごうし)され、独立した社としては姿を消した後、平成30年に旧社の北側に再興された。
祈願祭は春日大社内の万葉植物園にある藤霞殿(とうかでん)で催され、講員約30人が出席。祝詞奏上、読経に続き、菊池氏らが玉串を奉納した。
祈願祭終了後、菊池氏は「現在の世界情勢はとても困難だ。宗教を超えて一体的に平和を祈るということは、これからもっと大事になると思っている」と話した。


































