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奈良監獄ミュージアム 27日開館 「自由とは何か」問いかける


第三寮に並ぶ独居房=奈良市の奈良監獄ミュージアム

 

重要文化財「旧奈良監獄」を活用した「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」(奈良市般若寺町)が27日、開館する。星野リゾートがコンセプトに「美しき監獄からの問いかけ」を掲げ、単なる歴史展示にとどまらず、デザインやアートの力を通じて来館者一人一人に「自由とは何か」を捉え直す体験を提供する。
ミュージアムは、星野リゾート(長野県軽井沢町)が旧奈良監獄を活用し運営。受刑者を収容する施設「舎房」5棟が中央の見張り台から放射線状に伸びる監獄設計手法「ハヴィランド・システム」と、イギリス積みの赤レンガ壁は先進的な建築意匠を感じさせる建築美を備え、南北に延びる中央の1棟「第三寮」は修復と改装を重ね、保存エリアとして往時の姿をとどめている。

5つの舎房を監視する中央監視所

1、2階に分かれて室の独居房が連なる廊下や、狭い室内に高い窓から差し込む自然光、重厚な木製扉は本来の姿のままとなっており、監獄特有の空気感を伝えている。扉にはのぞき窓のほか、下部に食事を提供するための小さな扉が付随。トイレはあったが風呂は別室となっており、部屋に収監された受刑者の暮らしぶりをうかがわせる。
ミュージアムの展示棟は3つの棟で構成し、多角的な視点で「自由とは何か」を問いかける。
A棟(歴史と建築)では420分の1の再現模型で奈良監獄の歩みや山下啓次郎氏(1868~1931年)による設計の裏側を紹介。B棟(規律と暮らし)は食事や衛生など7つのテーマから受刑者の日常を描き出し、管理された生活を通じて現代の生き方を問い直している。
C棟(監獄とアート)では異色の獄中記漫画「刑務所の中」で知られる花輪和一氏ら5組のアーティスト作品に加え、ボールペン1本で描かれた緻密な刑務所アートなども展示し、人間の創造性に迫る。展示の締めくくりとなる「むすびの部屋」では見学で感じた思いをカードに記し、社会に言葉を投げかける対話の試みがある。
監獄の余韻に浸る「カフェ&ショップ」では赤レンガをモチーフにしたカレーパンや、明治のレシピに着想を得たチーズケーキが楽しめる。
開館に先立ち行われた内覧会で、監修を務めたアートディレクターの佐藤卓氏は「重要文化財を取り扱う以上、文化庁の許可がないと壁にも触れない事業だった」と話し、「当たり前と思って送っている生活の価値を感じてもらえると思っている」と話した。八十田(やそだ)香枝館長は「監獄そのものを使った博物館は珍しい。将来的に年間100万人の来場を目指したい」と述べた。
開館時間は午前9時~午後5時(最終入館午後4時)。文化財を保護しながらの改修のため、ミュージアムのエレベーターは設置されていない。公式サイト=2次元コード=での事前予約を推奨している。奈良交通は27日から直通バスの運行を開始する。
旧奈良監獄は明治41年に完成した赤レンガ造りの希少な西洋建築で、明治政府が建てた「五大監獄」の一つ。平成29年まで使用され、同年重要文化財に指定された。

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